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1925年の陸軍現役将校学校配属令により、公立学校に義務的に現役将校が配属され(私学は任意だが後に実質強制)、小学校から軍事教育が施されることとなった(軍事教練)。「国家総動員体制」を目指す陸軍教育総監部の永田鉄山が主導した政策で、山梨・宇垣軍縮に伴う軍人の大量失業への対策という側面もあった。弱肉強食の帝国主義世界が続くなか大正デモクラシーで緩んだ国民の国防意識を喚起するという永田鉄山の意図は誤りではなかったが、過剰な天皇崇拝を帯びた軍事教練は教育勅語に続く皇国史観・軍国主義教育の重要施策となり、昭和日本に及ぼした悪影響は計り知れない。