日本史年表へ戻る
旧薩摩藩士の川路利良がフランス警察を参考に治安維持組織の整備再編を主導、司法卿江藤新平が全国の警察組織を統合し警保寮と称して司法省の支配下に置いた。旧薩摩藩兵と旧幕府の奉行所与力・同心などが警察組織の源流となった。この後警保寮は、内務省への移管により司法警察から行政権に属する警察に変身し、川路利良が初代大警視(警視総監)に任じられ、西南戦争への警察兵派遣などを通じて組織と権限が強化された。後世「日本警察の父」と称される川路利良は、薩摩藩兵として禁門の変に従軍し、長州藩遊撃隊総督の来島又兵衛を狙撃して倒す武功を挙げ、さらに戊辰戦争を転戦した。維新後は、西郷隆盛の招きで東京府に出仕し、ヨーロッパを歴訪して警察制度を研究した。