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明治政府は王政復古に功労のあった公家・大名・士族に対して家禄の他に賞与として賞典禄を下賜した。支給期間によって永世禄・終身禄および年限禄の3種に分類される。最高は公家の三条実美・岩倉具視の5千石、士族では西郷隆盛の2千石が最高で、大久保利通・木戸孝允・広沢真臣1800石、大村益次郎1500石、後藤象二郎・板垣退助1000石、由利公正800石、黒田清隆700石、山田顕義・山縣有朋・前原一誠600石、寺島秋介450石、福岡孝悌・辻将曹400石、桂太郎250石、江藤新平・島義勇・土方久元100石と続いた。決めたのは大久保利通と木戸孝允だが、薩摩藩士の数が少な過ぎ、長州藩士では高杉晋作と共に長州維新を成遂げた井上馨や伊藤博文の名がないのに大した功の無い広沢・前原・寺島・桂が選ばれている。後世からみても不自然極まる論功行賞であり、伊藤はこの件で「いつまでも家人扱いする」木戸孝允に失望し大久保利通へ鞍替えした。