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対米開戦に反対した陸軍省軍務局長の武藤章は、太平洋戦争の帰趨が決すると早期講和を主張し、岡田啓介らの東條英機内閣打倒の策動に加わった。配下の憲兵の注進で武藤章の離反を知った東條英機は激怒し、陸相の強権発動で軍務局長を解任し近衛師団長に転出させフィリピン・スマトラ島の前線に放逐した。東條英機の徹底抗戦論を支持する鈴木貞一・星野直樹らも武藤章の追放劇に加担、後任の軍務局長には東條配下の佐藤賢了課長が昇格した。