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日米の資源格差は著しく、そのまま国力の違いとなって戦争の勝敗を決定付けた。1944年における主要な軍需物資の産出量を比較すると、アメリカは、石油956倍、鉄鉱石26倍、石炭13倍、銅11倍、亜鉛9倍、アルミニウム6倍と、圧倒的に日本を凌駕していた。鉄鉱石は満州や朝鮮で産出したが、日本の領土と衛星国に産油地は無く、石油輸入の76%以上を依存する米国による禁輸措置は致命的であった。日本全体の石油消費量の3分の2を占める海軍にとっては特に深刻で、乏しい石油備蓄を考慮すると一日も座視できない状況に追込まれた。そこで、日本は、早々に対米協調路線を放棄し、蘭領東インド(インドネシア)など産油地の領有を求めて南進政策を採るが、これにより日米関係は破局を迎え対米開戦へと追込まれる。戦局の拡大につれて資源格差は一層深刻化し、日本敗戦の決定的要因となった。