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対米英強硬派が牛耳る陸海軍に引きずられた近衛文麿政府は、マスコミの扇動により南進論一色となった世論にも押され、北部仏印の駐留軍を南部仏印に移動させた。近衛首相も陸海軍首脳も、平和的進駐であればアメリカは強硬策に出ないと希望的に楽観していたが、アメリカは許さず、直ちに極東アメリカ軍を創設、在米日本資産凍結に踏切り、遂に石油禁輸の最終カードを切ってきた。近衛政府も陸海軍も激しく動揺したが、海軍幕僚の強硬論にズルズルと引きずられた。