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中国権益保護のため蒋介石の国民政府を支持する米英蘭は、日本包囲網(ABCD包囲網)を形成し軍需物資の輸出制限など経済封鎖に踏切った。焦点のアメリカは屑鉄の対日全面禁輸を行ったが、次に予想されるのは石油であり、石油無しでは戦えない海軍の緊張は一挙に高まった。伏見宮博恭王を担ぐ艦隊派が優勢の海軍中央は、対米妥協ではなく石油を産出する東南アジアへの進出へ傾き(南進論)、軍務局長の岡敬純を筆頭に富岡定俊・高田利種・石川信吾ら対米強硬派の秀才幕僚で主要ポストを固めた。