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近衛文麿首相(外相広田弘毅)は、日本・満州・中国(汪兆銘政権)が提携して東亜新秩序をつくろうとのスローガンを帝国議会で発表し、「第二次近衛声明」として国内外に公表した。例によって近衛に深謀はなく、当時ナチス・ドイツが唱えていた「ヨーロッパ新秩序」に倣い、日中戦争を正当化する目的で発したものとみられる。しかし、欧米列強にすれば彼らが築いた現行の国際秩序に対するあからさまな挑発行為であり、実際にこの声明によりアメリカは態度を硬化させ、日本は一層孤立を深める結果となった。