関東軍参謀長の東條英機が察哈爾派遣兵団を率いて出陣し独断で日中戦争の戦線を拡大

飯能警察署長（庄内藩士の家系）石原啓介の嫡子（三男）石原莞爾が山形県西田川郡鶴岡にて出生

石原莞爾が仙台陸軍地方幼年学校入学（主席卒業）

日露戦争開戦

石原莞爾が東京陸軍中央幼年学校入学

ポーツマス条約調印

第二次日韓協約締結、日本が朝鮮を保護国化し文治派の伊藤博文が初代韓国統監に就任

南満州に関東都督府設置

南満州鉄道会社（満鉄）設立・後藤新平が初代総裁就任、アメリカの干渉が始まる

韓国軍隊解散、ハーグ密使事件、第三次日韓協約締結

第一次日露協約締結

石原莞爾が陸軍士官学校（21期）を6番で卒業

伊藤博文がハルビン駅頭で朝鮮人に射殺される（享年68）

伊藤博文暗殺を機に軍部・対外硬派が韓国併合を断行、韓国統監府を朝鮮総督府に改組し軍政を敷くが民生向上により義兵運動は沈静化

二個師団増設問題、陸軍が軍部大臣現役武官制を楯に西園寺公望内閣を倒す

桂太郎が死去（享年65）、加藤高明が同志会総理を継ぐ

第一次世界大戦勃発、世界的物資不足のなか日本は特需景気を満喫

大隈重信政府が日英同盟を名分にドイツに宣戦布告し南洋諸島・山東省青島を占領

大隈重信首相・加藤高明外相が袁世凱の中華民国に「対華２１カ条要求」を宣告

石原莞爾が陸軍大学校（30期）を次席で卒業、近衛歩兵第3連隊中隊長を経て陸軍省入り

レーニンらボルシェヴィキがロマノフ朝ロシアを滅ぼし世界初の社会主義政権を樹立（ロシア革命）

第一次世界大戦終結

石原莞爾が陸軍大学校（30期）を2番で卒業

パリ講和会議・ベルサイユ条約で第一次世界大戦の講和成立（日本全権は西園寺公望・牧野伸顕）

寺内正毅死去

石原莞爾が田中智学の日蓮宗教団「国柱会」に入会

石原莞爾が中支那派遣隊司令部附で漢口へ赴任

国際連盟が発足し日本は英仏伊と共に常任理事国に列す

鮎川義介が久原財閥を承継し日産コンツェルンを形成

石原莞爾が中国から帰国、陸軍大学校兵学教官就任

宮中某重大事件、山縣有朋の権威失墜

バーデン・バーデン密約～永田鉄山ら陸軍中堅幕僚の策動が始まる

アメリカの工作により日英同盟が廃棄となる

加藤友三郎海相・幣原喜重郎駐米大使がワシントン海軍軍縮条約調印を断行

陸軍長州閥を築いた山縣有朋が政敵の伊藤博文・大隈重信・板垣退助や子飼の桂太郎・寺内正毅の誰よりも長寿を保ち84歳で死去

加藤友三郎首相が日本軍のシベリア撤兵を断行

石原莞爾がドイツ留学

関東大震災

日ソ基本条約調印、国交樹立

陸軍の永田鉄山の主導により軍事教練が始まる

石原莞爾がドイツから帰国、陸軍大学校教官に復職

孫文の死に伴い蒋介石が広東の国民政府を掌握し北伐開始

大正天皇が崩御し昭和天皇が即位

永田鉄山らが陸軍内に「二葉会」を結成

鈴木貞一・石原莞爾らが陸軍内に「木曜会」を結成

陸軍中央で「満蒙領有」方針が現れる

蒋介石の国民革命軍が張作霖（日本の傀儡）の北京政府を打倒し北伐完了

張作霖爆殺事件（満州某重大事件）、陸軍中堅幕僚の暴走が始まる

張学良が奉天軍閥を承継、関東軍と対立し「満州問題」が深刻化

石原莞爾が関東軍作戦参謀に就任

永田鉄山の二葉会に木曜会が合流し「一夕会」が発足

濱口雄幸内閣（民政党）発足、宇垣一成が陸軍大臣就任（阿部信行が一時臨時代理）

軍部や松岡洋右満鉄副総裁の扇動で「満蒙生命線論」が興隆

世界恐慌始まる、軍需主導で日本経済は1934年に回復

農産物価格が暴落し農家が大打撃を受ける

幣原喜重郎外相と海軍条約派がロンドン海軍軍縮条約調印を断行

鳩山一郎・犬養毅ら政友会が統帥権干犯問題を引起し東郷平八郎・伏見宮博恭王を担ぐ艦隊派（軍拡反米英派）が海軍主流となる

濱口雄幸首相銃撃事件

第二次若槻禮次郞内閣（民政党）発足、南次郎:が陸軍大臣就任

永田鉄山軍事課長ら「五課長会」が「満蒙問題解決方策の大綱」を決定し関東軍へ「1年間の隠忍自重方針」を通達

中村震太郎大尉殺害事件、万宝山事件、陸軍首脳が武力解決を決意

関東軍参謀の石原莞爾・板垣征四郎らが柳条湖事件を起し満州事変勃発

朝鮮駐留軍の林銑十郎司令官が独断で越境増援、若槻禮次郞内閣が追認

石原莞爾が関東軍参謀から作戦課長に転任し錦州爆撃や馬占山軍との戦闘を指揮

軍事費の急増が始まる

新聞各紙の満州事変礼賛報道で好戦ムードが蔓延

石原莞爾ら満州事変首謀者が「満蒙問題解決案」を策定

十月事件

若槻禮次郞内閣が満州国建国方針を決定

外相退任の幣原喜重郎が隠退し対英米協調・対中不干渉の「幣原外交」が終焉

犬養毅内閣（政友会）発足、一夕会系の荒木貞夫が陸相就任

関東軍が満州全域を制圧

第一次上海事変

軍拡反米英派（艦隊派）首領の伏見宮博恭王が海軍軍令部長（総長へ改称）就任（～1941）

血盟団事件

満州国建国

国際連盟が満州国にリットン調査団を派遣

上海天長節爆弾事件

五・一五事件～海軍将校が武装蜂起し犬養毅首相を殺害（享年77）政党内閣が終焉

斎藤実内閣（海軍）発足、荒木貞夫が陸相・林銑十郎が教育総監・真崎甚三郎が参謀次長に就任し陸軍三長官を一夕会系が独占

斎藤実内閣が満州国を承認

第一次武装移民団が満州入植し満蒙開拓移民が始まる

満州事変後の軍拡で重工業生産が急拡大し景気がＶ字回復

松岡洋右首席全権が国際連盟総会で脱退劇を演じ斎藤実政府は満州撤退勧告を拒否

重光葵が外務次官就任

永田鉄山・統制派と小畑敏四郎・皇道派の対立が始まる

真崎甚三郎ら皇統派の工作により石原莞爾が内地召還され仙台の歩兵第4連隊長に転任

塘沽停戦協定締結

林銑十郎が陸相に就任し永田鉄山ら統制派が陸軍中央を掌握

岡田啓介内閣（海軍）発足、林銑十郎が陸軍大臣就任（川島義之に途中交代）

統制派が『陸軍パンフレット』刊行

日本経済が世界恐慌前の水準に回復、軍需主導で更なる高度成長が続く

天皇機関説問題、国体明徴運動

林銑十郎陸相・永田鉄山軍務局長が満州出張し関東軍を抑制、「梅津・何応欽協定」成立

陸軍統制派の首領永田鉄山が殺害される（相沢事件）

石原莞爾が参謀本部作戦課長就任、陸軍中央の指導的地位に就く

皇統派が敵視する東條英機が満州の関東憲兵隊司令官に追払われる

二・二六事件、参謀本部作戦課長の石原莞爾が戒厳司令部参謀を兼務し反乱将校の断罪と皇統派の粛清を主導

広田弘毅内閣（外務官僚）発足～軍国主義化が一気に加速、寺内寿一が陸軍大臣就任

軍部大臣現役武官制が復活

「満州開拓移民推進計画」決定

日本の呼称を「大日本帝国」に統一

日独防共協定調印

広田弘毅内閣が「北守南進政策」を決定

ワシントン・ロンドン海軍軍縮条約廃棄

林銑十郎内閣（陸軍）発足

石原莞爾が参謀本部第1部長就任

東條英機が関東軍参謀長に栄転し陸軍主導による満州国支配を確立

武藤章が参謀本部作戦課長就任

田中新一が陸軍省軍務局軍事課長就任

第一次近衛文麿内閣（公家・外相広田弘毅）発足～亡国の貴公子登場、杉山元が陸相就任（板垣征四郎に途中交代）

岸信介が満州国産業部次長に就任し（のち総務省次長）「産業開発五ヵ年計画」で統制経済を推進

東條英機参謀長・辻政信参謀の関東軍が暴走しソ満国境で武力衝突事件が発生

盧溝橋事件で日中戦争が始まる

日中戦争不拡大を説く石原莞爾が失脚し華北分離を主張する武藤章・田中新一ら統制派が陸軍中央を掌握

近衛文麿内閣の増派決定で日中戦争拡大

日本軍が北京・天津・上海を攻略（第二次上海事変）

石原莞爾の停戦案を近衛文麿首相と陸軍統制派が拒否

統制派に敗れた石原莞爾が関東軍参謀副長に左遷され関東軍参謀長の東條英機と衝突し罷免される

第二次国共合作成立

鮎川義介が石原莞爾ら陸軍の要請に応じ満州重工業開発株式会社を設立し日産の重工業部門を満州へ移転

大本営設置

日本軍が国民政府の首都南京を占領

東條英機陸軍次官と多田駿参謀次長が喧嘩両成敗で更迭、東條英機は新設の陸軍航空総監に転出

東條英機が石原莞爾を舞鶴要塞司令官へ左遷

日本軍が武漢三鎮を占領するが蒋介石の国民政府は重慶へ退避

近衛文麿首相がトラウトマンの日中戦争和解案を拒絶

近衛文麿首相が「国民政府を対手とせず」と発表（第一次近衛声明）

国家総動員法公布～軍国主義化の決定打

杉山元に代わり日中戦争不拡大派（石原莞爾系）の板垣征四郎が陸相就任

統制派の東條英機が陸軍次官就任

近衛文麿首相が「東亜新秩序声明」～欧米を激しく挑発

平沼騏一郎内閣（右翼・司法官僚）発足、板垣征四郎が陸軍大臣就任

ナチス・ドイツから日独伊三国同盟の提案を受ける

ノモンハン事件勃発

天津事件、アメリカが日米通商航海条約破棄を通告

独ソ不可侵条約調印

阿部信行内閣（陸軍）発足、畑俊六が陸軍大臣就任

石原莞爾が北支那方面軍指揮下の第16師団長に就任

ドイツ軍がポーランド侵攻、英仏が独に宣戦布告し第二次世界大戦勃発

武藤章が陸軍省軍務局長兼調査部長就任

米内光政内閣（海軍）発足、畑俊六が陸軍大臣就任

日本が汪兆銘を擁立して南京に中華民国政府を樹立

日本軍による重慶爆撃

イタリアが英仏に宣戦布告

ナチス・ドイツ軍がパリを占領しフランス降伏

第二次近衛文麿内閣（公家）発足（松岡洋右外相・東條英機陸相）

アメリカが対日屑鉄輸出を全面禁止、ＡＢＣＤ包囲網による経済封鎖が本格化

「バトル・オブ・ブリテン」でイギリスがナチス・ドイツの本土上陸作戦を阻止

近衛文麿内閣が日独伊三国同盟を決定し英米が正面敵となる

日本軍が北部仏領インドシナへ進駐し南進政策始動

陸軍統制派で最強硬の田中新一が参謀本部第1部長に就任、対米妥協論の武藤章軍務局長と対立

近衛文麿首相が大政翼賛会を結成し総裁就任

海軍の出師準備発令

最後の元老西園寺公望死去

岡敬純・石川信吾ら対米強硬派が海軍を完全掌握し海軍国防政策委員会を設置

東條英機陸相が石原莞爾を予備役に追込む

立命館総長の中川小十郎が国防学講座を新設し講師に石原莞爾を招聘

松岡洋右外相がスターリンを訪問し電撃的に日ソ中立条約調印

野村吉三郎駐米大使の日米和解交渉が松岡洋右外相の妨害により停止

独ソ戦開戦

第三次近衛文麿内閣（公家）発足、松岡洋右外相を放逐、東條英機は陸相留任

関東軍特種演習～対ソ連開戦に備えた関東軍増強

東條英機の憲兵監視強化により石原莞爾が立命館を辞し山形へ帰郷、「東亜連盟」に門人を集め対米開戦反対の言論活動を展開

南部仏領インドシナ進駐開始

アメリカが対日石油輸出全面禁止

御前会議で「帝国国策遂行要領」を定め対米開戦決意

東條英機内閣（陸軍）発足、東條首相が陸相兼務

アメリカの最後通牒（ハル・ノート）で日米交渉が決裂し御前会議で対米開戦決定

ナチス・ドイツ軍がモスクワ攻略に失敗し後退が始まる

日本海軍の真珠湾攻撃・陸軍のマレー侵攻で太平洋戦争勃発

米軍が航空機の大増産を開始

日本軍が香港・マニラ・シンガポールを攻略

日本軍がインドネシア全域を占領し石油供給源を獲得（シーレーン断絶で宝の持ち腐れとなる）

東條英機首相が武藤章軍務局長を近衛師団長に左遷しフィリピン方面軍に送る

米軍が日本本土爆撃を試行

ミッドウェー海戦で日本海軍大敗

鮎川義介が満州重工業開発総裁を辞任し日産コンツェルンは満州から全面撤退

東條英機首相が田中新一参謀本部第1部長をビルマ方面軍に左遷

スターリングラード攻防戦でソ連軍がドイツ軍を撃退

日本軍がソロモン沖海戦で敗北しガダルカナル島撤退

東條英機内閣が明治神宮外苑で出陣学徒壮行会を挙行

山本五十六連合艦隊司令長官が撃墜死

ムッソリーニのイタリアが早々に連合国に降伏

東條英機首相・重光葵外相が東京で大東亜会議を開催

米英中が「カイロ宣言」発表

東條英機の意を受けた牟田口廉也が無用無謀のインパール作戦を強行

連合軍がノルマンディー上陸

マリアナ沖海戦敗北・サイパン島陥落で日本の敗戦が決定的となる

伏見宮博恭王の示唆により軍令部で特攻作戦の計画が具体化

小磯國昭内閣（陸軍）発足、杉山元が陸軍大臣就任

小磯國昭内閣が徴兵年齢を拡大し「根こそぎ動員」

石原莞爾が「怪文章事件」「東條英機暗殺未遂事件」で軍法会議に召喚される

レイテ沖海戦で日本海軍が壊滅し南方補給路が断絶（伏見宮博恭王元帥の示唆で「特攻作戦」始動）

米英ソがヤルタ会談（ソ連の対日参戦を秘密合意）

陸海軍統帥部が「本土決戦完遂基本要綱」を決定

東京大空襲はじめ米軍の空爆で全国主要都市が焼け野原と化す

硫黄島陥落で日本軍は本土制空権も完全喪失

沖縄戦が始まる

ソ連が日ソ中立条約廃棄を通告

鈴木貫太郎内閣（海軍）発足、阿南惟幾が陸軍大臣就任

ドイツが連合国に降伏

鈴木貫太郎政府がソ連を仲介とする日米和解工作に動く

連合国がポツダム宣言発表

トルーマン米大統領が広島に原子爆弾投下

ソ連が日ソ中立条約を破り満州・樺太・朝鮮へ侵攻

トルーマン米大統領が長崎に原子爆弾投下

日本がポツダム宣言に基づく降伏を通告

玉音放送

マッカーサー連合軍最高司令官が着任し連合軍進駐開始

日本代表の重光葵外相が降伏文書に調印し第二次世界大戦終結、ソ連は満州侵略を止めず北朝鮮まで制圧

GHQが東條英機を逮捕し戦犯狩り始動

連合軍総司令部（GHQ）による間接統治開始（～1952）

極東国際軍事裁判（東京裁判）開始（～1948）

石原莞爾が東京裁判の証人尋問を受けるが戦犯最終リストから除外される

石原莞爾が東京裁判酒田出張法廷に証人として出廷

東條英機らA級戦犯7名の死刑執行、他の戦犯容疑者は釈放

石原莞爾が死去（享年60）