松江藩足軽の奥村仙三郎の次男若槻禮次郞が松江雑賀町にて出生

若槻禮次郞が叔父の学資援助を受け司法省法学校（大学予備門、第一高等中学）に進学

若槻禮次郞が叔父若槻敬の養子となる

若槻禮次郞が若槻敬の一人娘トク子の婿養子となる

若槻禮次郞が帝国大学法科（東大法学部）仏法科を主席で卒業

若槻禮次郞が大蔵省出仕

若槻禮次郞が愛媛県収税長として赴任

若槻禮次郞が大蔵省主税局内国税課長就任

日露戦争開戦

若槻禮次郞が主税局長兼行政裁判所評定官就任

ポーツマス条約調印

第一次西園寺公望内閣（政友会）発足、阪谷芳郎が大蔵大臣就任（松田正久と途中交代）、若槻禮次郞が大蔵次官就任

若槻禮次郞が満州出張し西園寺公望の知遇を得る

若槻禮次郞が政府財政委員としてロンドン・パリに駐在

第二次桂太郎内閣（長州・陸軍）、桂首相が大蔵大臣兼任、大蔵次官の若槻禮次郞は桂の腹心となる

伊藤博文がハルビン駅頭で朝鮮人に射殺される（享年68）

伊藤博文暗殺を機に軍部・対外硬派が韓国併合を断行、韓国統監府を朝鮮総督府に改組し軍政を敷くが民生向上により義兵運動は沈静化

第二次西園寺公望内閣（政友会）発足、山本達雄が大蔵大臣就任

若槻禮次郞が貴族院勅選議員となる

若槻禮次郞が大蔵省退官

明治天皇が崩御し大正天皇が即位

二個師団増設問題、陸軍が軍部大臣現役武官制を楯に西園寺公望内閣を倒す

第三次桂太郎内閣（長州・陸軍）発足、若槻禮次郞が大蔵大臣就任、勝田主計が大蔵次官就任

桂太郎の立憲同志会発足、西園寺公望から寝返った加藤高明が加盟し外相就任、若槻禮次郞は桂に随う

第一次護憲運動、大正政変

第一次山本権兵衛内閣（薩摩・海軍）発足、高橋是清が大蔵大臣就任

第二次大隈重信内閣（同志会）発足、若槻禮次郞が大蔵大臣就任（武富時敏と途中交代）

第一次世界大戦勃発、世界的物資不足のなか日本は特需景気を満喫

大隈重信政府が日英同盟を名分にドイツに宣戦布告し南洋諸島・山東省青島を占領

大隈重信首相・加藤高明外相が袁世凱の中華民国に「対華２１カ条要求」を宣告

大浦兼武の選挙汚職事件により与党同志会の加藤高明外相・若槻禮次郞蔵相・大浦兼武内相が辞任

吉野作造が民本主義を提唱～大正デモクラシーの萌芽

寺内正毅内閣（長州・陸軍）発足

非政友会政党が合同し憲政会発足・同志会の加藤高明が総裁に就任

原敬内閣（政友会）発足

第一次世界大戦終結

パリ講和会議・ベルサイユ条約で第一次世界大戦の講和成立（日本全権は西園寺公望・牧野伸顕）

バーデン・バーデン密約～永田鉄山ら陸軍中堅幕僚の策動が始まる

原敬首相が東京駅で暴漢に刺殺される（享年65）、高橋是清が政友会総裁を継ぐ

高橋是清内閣（政友会）発足

アメリカの工作により日英同盟が廃棄となる

加藤友三郎海相・幣原喜重郎駐米大使がワシントン海軍軍縮条約調印を断行

陸軍長州閥を築いた山縣有朋が政敵の伊藤博文・大隈重信・板垣退助や子飼の桂太郎・寺内正毅の誰よりも長寿を保ち84歳で死去

加藤友三郎内閣（海軍）発足

関東大震災

第二次山本権兵衛内閣（海軍）発足

清浦奎吾内閣（貴族院）発足

護憲三派による第二次護憲運動

加藤高明内閣（憲政会）発足、若槻禮次郞が内務大臣就任

日ソ基本条約調印、国交樹立

治安維持法制定

高橋是清に代わって田中義一が政友会総裁就任

普通選挙法制定

加藤高明が首相在任中に死去（享年66）、与党憲政会を継いだ若槻禮次郞が加藤内閣を受継ぐ

第一次若槻禮次郞内閣（憲政会）発足

孫文の死に伴い蒋介石が広東の国民政府を掌握し北伐開始

大正天皇が崩御し昭和天皇が即位

片岡直温蔵相の失言により金融恐慌が発生

蒋介石が南京国民政府を樹立、第一次国共合作崩壊

田中義一内閣（長州・陸軍・政友会）発足

憲政会と政友本党が合同して立憲民政党が発足

高橋是清蔵相が金融恐慌を沈静化、高橋は蔵相を依願退職

陸軍中央で「満蒙領有」方針が現れる

蒋介石の国民革命軍が張作霖（日本の傀儡）の北京政府を打倒し北伐完了

張作霖爆殺事件（満州某重大事件）、陸軍中堅幕僚の暴走が始まる

張学良が奉天軍閥を承継、関東軍と対立し「満州問題」が深刻化

吉田茂が岳父の牧野伸顕のツテで田中義一首相に対中強硬論（大陸派）を直訴し外務次官就任

石原莞爾が関東軍作戦参謀に就任

永田鉄山の二葉会に木曜会が合流し「一夕会」が発足

濱口雄幸内閣（民政党）発足

軍部や松岡洋右満鉄副総裁の扇動で「満蒙生命線論」が興隆

世界恐慌始まる、軍需主導で日本経済は1934年に回復

農産物価格が暴落し農家が大打撃を受ける

金解禁（金本位制復帰）

幣原喜重郎外相と海軍条約派がロンドン海軍軍縮条約調印を断行、若槻禮次郞が首席全権として参加

鳩山一郎・犬養毅ら政友会が統帥権干犯問題を引起し東郷平八郎・伏見宮博恭王を担ぐ艦隊派（軍拡反米英派）が海軍主流となる

濱口雄幸首相銃撃事件

幣原喜重郎外相が116日間首相代理を務める

濱口雄幸に代わって若槻禮次郞が民政党総裁就任

第二次若槻禮次郞内閣（民政党）発足

若槻禮次郞が男爵を受爵

永田鉄山軍事課長ら「五課長会」が「満蒙問題解決方策の大綱」を決定し関東軍へ「1年間の隠忍自重方針」を通達

濱口雄幸死去

中村震太郎大尉殺害事件、万宝山事件、陸軍首脳が武力解決を決意

関東軍参謀の石原莞爾・板垣征四郎らが柳条湖事件を起し満州事変勃発

朝鮮駐留軍の林銑十郎司令官が独断で越境増援、若槻禮次郞内閣が追認

軍事費の急増が始まる

新聞各紙の満州事変礼賛報道で好戦ムードが蔓延

石原莞爾ら満州事変首謀者が「満蒙問題解決案」を策定

十月事件、若槻禮次郞首相・幣原喜重郎外相らがテロの標的となる

若槻禮次郞内閣が満州国建国方針を決定

外相退任の幣原喜重郎が隠退し対英米協調・対中不干渉の「幣原外交」が終焉

犬養毅内閣（政友会）発足、一夕会系の荒木貞夫が陸相就任

軍拡反米英派（艦隊派）首領の伏見宮博恭王が海軍軍令部長（総長へ改称）就任（～1941）

血盟団事件

満州国建国

上海天長節爆弾事件、重光葵公使が右脚切断の重傷を負いながら上海事変停戦協定に調印

五・一五事件～海軍将校が武装蜂起し犬養毅首相を殺害（享年77）政党内閣が終焉

斎藤実内閣（海軍）発足

斎藤実内閣が満州国を承認

松岡洋右首席全権が国際連盟総会で脱退劇を演じ斎藤実政府は満州撤退勧告を拒否

重光葵が外務次官就任

日本経済が世界恐慌前の水準に回復、軍需主導で更なる高度成長が続く

林銑十郎が陸相に就任し永田鉄山ら統制派が陸軍中央を掌握

若槻禮次郞に代わって町田忠治が民政党総裁就任

若槻禮次郞が重臣会議に列す

岡田啓介内閣（海軍）発足

二・二六事件

広田弘毅内閣（外務官僚）発足～軍国主義化が一気に加速

ワシントン・ロンドン海軍軍縮条約廃棄

林銑十郎内閣（陸軍）発足

第一次近衛文麿内閣（公家・外相広田弘毅）発足～亡国の貴公子登場

盧溝橋事件で日中戦争が始まる

近衛文麿内閣の増派決定で日中戦争拡大

近衛文麿首相がトラウトマンの日中戦争和解案を拒絶

近衛文麿首相が「国民政府を対手とせず」と発表（第一次近衛声明）

国家総動員法公布～軍国主義化の決定打

近衛文麿首相が「東亜新秩序声明」～欧米を激しく挑発

平沼騏一郎内閣（右翼・司法官僚）発足

天津事件、アメリカが日米通商航海条約破棄を通告

独ソ不可侵条約調印

阿部信行内閣（陸軍）発足

ドイツ軍がポーランド侵攻、英仏が独に宣戦布告し第二次世界大戦勃発

米内光政内閣（海軍）発足

第二次近衛文麿内閣（公家）発足（松岡洋右外相・東條英機陸相）

近衛文麿内閣が日独伊三国同盟を決定し英米が正面敵となる

日本軍が北部仏領インドシナへ進駐し南進政策始動

近衛文麿首相が大政翼賛会を結成し総裁就任

最後の元老西園寺公望死去

松岡洋右外相がスターリンを訪問し電撃的に日ソ中立条約調印

独ソ戦開戦

第三次近衛文麿内閣（公家）発足、松岡洋右外相を放逐

南部仏領インドシナ進駐開始

アメリカが対日石油輸出全面禁止

御前会議で「帝国国策遂行要領」を定め対米開戦決意

東條英機内閣（陸軍）発足

アメリカの最後通牒（ハル・ノート）で日米交渉が決裂し御前会議で対米開戦決定

日本海軍の真珠湾攻撃・陸軍のマレー侵攻で太平洋戦争勃発

小磯國昭内閣（陸軍）発足

鈴木貫太郎内閣（海軍）発足

ドイツが連合国に降伏

鈴木貫太郎政府がソ連を仲介とする日米和解工作に動く

アメリカが原子爆弾実験に成功しトルーマン大統領が日本への投下命令

連合国がポツダム宣言発表

トルーマン米大統領が広島に原子爆弾投下

スターリンがソ連軍に対日参戦発令、原子爆弾開発を厳命

ソ連が日ソ中立条約を破り満州・樺太・朝鮮へ侵攻

トルーマン米大統領が長崎に原子爆弾投下

日本がポツダム宣言に基づく降伏を通告

玉音放送

マッカーサー連合軍最高司令官が着任し連合軍進駐開始

日本代表の重光葵外相が降伏文書に調印し第二次世界大戦終結、ソ連は満州侵略を止めず北朝鮮まで制圧

連合軍総司令部（GHQ）による間接統治開始（～1952）

幣原喜重郎内閣（外務官僚・従米路線）発足

極東国際軍事裁判（東京裁判）開始（～1948）

若槻禮次郞が死去（享年83）