清華家当主の徳大寺公純の次男徳大寺公望（西園寺公望）が京都にて出生

徳大寺美丸（西園寺公望）が西園寺師季の養子となり翌年家督を継ぐ

睦仁親王（明治天皇）即位

孝明天皇崩御に伴う大赦で長州系の三条実美ら五卿のほか九条尚忠・岩倉具視ら公卿が赦免される

徳川慶喜が二条城で大政奉還を発表

大久保利通・西郷隆盛・岩倉具視の謀略により朝廷が薩長などに討幕の密勅を下す

王政復古の大号令

三職の設置、岩倉具視が西園寺公望を参与に抜擢

鳥羽伏見の戦いに官軍が圧勝～戊辰戦争始まる

明治天皇が徳川慶喜追討の親征を宣言、薩摩（西郷隆盛）・長州・佐土原・大村の東海道軍と薩長・土佐（板垣退助）など諸藩混成の東山道軍が江戸へ進発、徳川慶喜は小栗忠順ら主戦派を退け恭順派の勝海舟に全権を託す

西園寺公望が山陰道鎮撫総督に任じられ出征

西園寺公望が会津征討越後口総督府大参謀に任じられ出征

明治天皇が江戸城に入城～実質的な東京遷都

太政官設置

明治天皇即位礼、明治に改元

板垣退助の官軍に会津若松城を攻囲され会津藩が降伏、松平容保は江戸へ移され蟄居

盛岡藩に続き庄内藩が降伏、東北戦争終結

西園寺公望が新潟府知事に任じられるがすぐに辞任

西園寺公望が木戸孝允・大村益次郎の薦めによりフランス留学準備のため開成所に入学

土方歳三が弁天台場の戦いで戦死（享年35）、榎本武揚の五稜郭が降伏し函館戦争・戊辰戦争終結

王政復古の賞典禄下賜、西園寺公望が300石を賜る

版籍奉還

大村益次郎が京都三条木屋町の旅館で会食中に急進的な兵制改革に反発する元長州藩士8人に襲われ大阪にて死去（享年46）、郷里の山口市鋳銭司に葬られる、西園寺公望は遭難を免れる

西園寺公望が謹慎処分を受け私塾立命館を開講

国内初の日刊紙・横浜毎日新聞創刊

西園寺公望が岩倉具視の意を受けフランス留学

西園寺公望がフランス留学より帰国

東洋自由新聞社設立、西園寺公望が社長に就くが岩倉具視の妨害で辞任

大隈重信一派が追放され薩長藩閥政府が現出（明治十四年の政変）、首班の伊藤博文は国会開設の詔で民権派と妥協

自由党結成

岩倉具視・伊藤博文が西園寺公望を参事院議官補として政府に復職させる

伊藤博文が立憲制視察のため渡欧、岩倉具視の工作により西園寺公望も随員に加わる

岩倉具視が死去（享年59）、日本初の国葬で送られ品川区の海晏寺に葬られる

華族令公布、西園寺公望が侯爵受爵

伊藤博文の計いで陸奥宗光がヨーロッパ遊学

西園寺公望がオーストリア＝ハンガリー駐在公使に補され赴任

第一次伊藤博文内閣発足（太政官制の廃止と内閣制度の開始）

西園寺公望がドイツ駐在公使に異動（ベルギー公使兼任）

鹿鳴館外交と条約改正に失敗した井上馨が外務大臣を辞任、伊藤博文首相が兼務ののち大隈重信へ交代

大日本帝国憲法発布

岩村通俊に代わって陸奥宗光が農商務大臣就任、陸奥は原敬を重用

西園寺公望がドイツから帰国し中央政府の要職を歴任

第二次伊藤博文内閣発足、西園寺公望が文部大臣就任（後に外務大臣兼任）

日清戦争勃発

下関条約で日清戦争終結、朝鮮（李朝）が初めて中国から独立しソウルに独立門建立

三国干渉～露仏独が日本に遼東半島返還を要求

台湾総督府設置

第二次松方正義内閣発足、西園寺公望が外務大臣兼文部大臣就任

陸奥宗光死去

列強による清の植民地争奪競争が激化

第三次伊藤博文内閣発足、西園寺公望が文部大臣就任

第一次大隈重信内閣（隈板内閣）発足～初の政党内閣

第二次山縣有朋内閣発足

立憲政友会結成

第四次伊藤博文内閣（政友会）発足、西園寺公望が枢密院議長就任・首相臨時代理を勤める

井上馨に組閣大命が下るが渋沢栄一の入閣拒否で頓挫

第一次桂太郎内閣（長州・陸軍）発足～桂園時代始まる

第一次日英同盟協約締結

西園寺公望が伊藤博文に代わって政友会総裁就任

日露戦争開戦

ポーツマス条約調印

日比谷焼打事件

第一次西園寺公望内閣（政友会）発足

第二次日韓協約締結、日本が朝鮮を保護国化し文治派の伊藤博文が初代韓国統監に就任

井上勝・桂太郎ら長州閥主導で鉄道国有法が成立し幹線鉄道国有化

南満州に関東都督府設置

南満州鉄道会社（満鉄）設立・後藤新平が初代総裁就任、アメリカの干渉が始まる

韓国軍隊解散、ハーグ密使事件、第三次日韓協約締結

第一次日露協約締結

第二次桂太郎内閣（長州・陸軍）発足

伊藤博文がハルビン駅頭で朝鮮人に射殺される（享年68）

伊藤博文暗殺を機に軍部・対外硬派が韓国併合を断行、韓国統監府を朝鮮総督府に改組し軍政を敷くが民生向上により義兵運動は沈静化

第二次西園寺公望内閣（政友会）発足

孫文ら辛亥革命が南京に中華民国を樹立し北洋軍閥・袁世凱の反旗で清朝滅亡

二個師団増設問題、陸軍が軍部大臣現役武官制を楯に西園寺公望内閣を倒す

第三次桂太郎内閣（長州・陸軍）発足

第一次護憲運動、大正政変

第一次山本権兵衛内閣（薩摩・海軍）発足

第二次大隈重信内閣（同志会）発足

原敬が西園寺公望に代わって政友会総裁就任

第一次世界大戦勃発、世界的物資不足のなか日本は特需景気を満喫

大隈重信政府が日英同盟を名分にドイツに宣戦布告し南洋諸島・山東省青島を占領

大隈重信首相・加藤高明外相が袁世凱の中華民国に「対華２１カ条要求」を宣告

井上馨死去

寺内正毅内閣（長州・陸軍）発足

原敬内閣（政友会）発足

第一次世界大戦終結

パリ講和会議・ベルサイユ条約で第一次世界大戦の講和成立（日本全権は西園寺公望・牧野伸顕）

国際連盟が発足し日本は英仏伊と共に常任理事国に列す

西園寺公望が公爵に昇叙

高橋是清内閣（政友会）発足

アメリカの工作により日英同盟が廃棄となる

加藤友三郎海相・幣原喜重郎駐米大使がワシントン海軍軍縮条約調印を断行

バーデン・バーデン密約～永田鉄山ら陸軍中堅幕僚の策動が始まる

原敬首相が東京駅で暴漢に刺殺される（享年65）、高橋是清が政友会総裁を継ぐ

陸軍長州閥を築いた山縣有朋が政敵の伊藤博文・大隈重信・板垣退助や子飼の桂太郎・寺内正毅の誰よりも長寿を保ち84歳で死去

加藤友三郎内閣（海軍）発足

関東大震災

第二次山本権兵衛内閣（海軍）発足

清浦奎吾内閣（貴族院）発足

松方正義が死去（享年89）、西園寺公望が唯一の元老となる

護憲三派による第二次護憲運動

加藤高明内閣（憲政会）発足

第一次若槻禮次郞内閣（憲政会）発足

大正天皇が崩御し昭和天皇が即位

田中義一内閣（長州・陸軍・政友会）発足

陸軍中央で「満蒙領有」方針が現れる

蒋介石の国民革命軍が張作霖（日本の傀儡）の北京政府を打倒し北伐完了

張作霖爆殺事件（満州某重大事件）、陸軍中堅幕僚の暴走が始まる

張学良が奉天軍閥を承継、関東軍と対立し「満州問題」が深刻化

石原莞爾が関東軍作戦参謀に就任

永田鉄山の二葉会に木曜会が合流し「一夕会」が発足

濱口雄幸内閣（民政党）発足

軍部や松岡洋右満鉄副総裁の扇動で「満蒙生命線論」が興隆

世界恐慌始まる、軍需主導で日本経済は1934年に回復

幣原喜重郎外相と海軍条約派がロンドン海軍軍縮条約調印を断行

鳩山一郎・犬養毅ら政友会が統帥権干犯問題を引起し東郷平八郎・伏見宮博恭王を担ぐ艦隊派（軍拡反米英派）が海軍主流となる

第二次若槻禮次郞内閣（民政党）発足

永田鉄山軍事課長ら「五課長会」が「満蒙問題解決方策の大綱」を決定し関東軍へ「1年間の隠忍自重方針」を通達

中村震太郎大尉殺害事件、万宝山事件、陸軍首脳が武力解決を決意

関東軍参謀の石原莞爾・板垣征四郎らが柳条湖事件を起し満州事変勃発

朝鮮駐留軍の林銑十郎司令官が独断で越境増援、若槻禮次郞内閣が追認

軍事費の急増が始まる

新聞各紙の満州事変礼賛報道で好戦ムードが蔓延

石原莞爾ら満州事変首謀者が「満蒙問題解決案」を策定

十月事件

若槻禮次郞内閣が満州国建国方針を決定

犬養毅内閣（政友会）発足、一夕会系の荒木貞夫が陸相就任

関東軍が満州全域を制圧

第一次上海事変

血盟団事件

満州国建国

国際連盟が満州国にリットン調査団を派遣

上海天長節爆弾事件

五・一五事件～海軍将校が武装蜂起し犬養毅首相を殺害（享年77）政党内閣が終焉

斎藤実内閣（海軍）発足

斎藤実内閣が満州国を承認

満州事変後の軍拡で重工業生産が急拡大し景気がＶ字回復

松岡洋右首席全権が国際連盟総会で脱退劇を演じ斎藤実政府は満州撤退勧告を拒否

永田鉄山・統制派と小畑敏四郎・皇道派の対立が始まる

林銑十郎が陸相に就任し永田鉄山ら統制派が陸軍中央を掌握

岡田啓介内閣（海軍）発足

統制派が『陸軍パンフレット』刊行

日本経済が世界恐慌前の水準に回復、軍需主導で更なる高度成長が続く

天皇機関説問題、国体明徴運動

陸軍統制派の首領永田鉄山が殺害される（相沢事件）

二・二六事件

広田弘毅内閣（外務官僚）発足～軍国主義化が一気に加速

日独防共協定調印

広田弘毅内閣が「北守南進政策」を決定

ワシントン・ロンドン海軍軍縮条約廃棄

林銑十郎内閣（陸軍）発足

第一次近衛文麿内閣（公家・外相広田弘毅）発足～亡国の貴公子登場

盧溝橋事件で日中戦争が始まる

近衛文麿内閣の増派決定で日中戦争拡大

日本軍が北京・天津・上海を攻略（第二次上海事変）

石原莞爾の停戦案を近衛文麿首相と陸軍統制派が拒否

第二次国共合作成立

日本軍が武漢三鎮を占領するが蒋介石の国民政府は重慶へ退避

近衛文麿首相がトラウトマンの日中戦争和解案を拒絶

近衛文麿首相が「国民政府を対手とせず」と発表（第一次近衛声明）

国家総動員法公布～軍国主義化の決定打

近衛文麿首相が「東亜新秩序声明」～欧米を激しく挑発

平沼騏一郎内閣（右翼・司法官僚）発足

ナチス・ドイツから日独伊三国同盟の提案を受ける

ノモンハン事件勃発

天津事件、アメリカが日米通商航海条約破棄を通告

独ソ不可侵条約調印

阿部信行内閣（陸軍）発足

ドイツ軍がポーランド侵攻、英仏が独に宣戦布告し第二次世界大戦勃発

米内光政内閣（海軍）発足

日本が汪兆銘を擁立して南京に中華民国政府を樹立

日本軍による重慶爆撃

ナチス・ドイツ軍がパリを占領しフランス降伏

第二次近衛文麿内閣（公家）発足（松岡洋右外相・東條英機陸相）

ドイツがバルト三国を併合、ベネルクス三国を占領

アメリカが対日屑鉄輸出を全面禁止、ＡＢＣＤ包囲網による経済封鎖が本格化

「バトル・オブ・ブリテン」でイギリスがナチス・ドイツの本土上陸作戦を阻止

近衛文麿内閣が日独伊三国同盟を決定し英米が正面敵となる

日本軍が北部仏領インドシナへ進駐し南進政策始動

近衛文麿首相が大政翼賛会を結成し総裁就任

紀元二千六百年記念式典

海軍の出師準備発令

最後の元老西園寺公望死去（享年90）